〈2011年日本音楽アルバム20選(順不同)〉
さよならポニーテール『魔法のメロディ』
Her Ghost Friend『Her Ghost Friend』
ももいろクローバーZ『BATTLE AND ROMANCE』
AKB48『ここにいたこと』
坂本慎太郎『幻とのつきあい方』
細野晴臣『HoSoNoVa』
青葉市子『檻髪(おりがみ)』
安全地帯『安全地帯壱ⅩⅡ』
由紀さおり&ピンク・マルティーニ『1969』
PIZZICATO FIVE『11のとても悲しい歌』
サカナクション『DocumentaLy』
高橋優『リアルタイム・シンガーソングライター』
detune.『オワルゼンド』
オオルタイチ『Cosmic Coco,Singing for a Billion Imu’s Hearty Pi』
神聖かまってちゃん『8月32日へ』
きゃりーぱみゅぱみゅ『もしもし原宿』
東京女子流『鼓動の秘密』
Perfume『JPN』
南波志帆『水色ジェネレーション』
KANON『A New Story』
美月「とりあえず、さよポニから。あ、私クリスマスカード当選いたしました」
CHA「いいなあ、特典のやつでしょ? 本当に一枚一枚手書きなんだものねえ」
美月「あゆみんからプレゼントとしてペンギンをいただきました。なんのこっちゃと思われるかもしれないけど」
お嬢「さよポニはさ、みーちゃんが言ってた『相対性理論やユーミンよりも奥田民生とPUFFYだろう』って意見に賛同する」
美月「初音ミクやAKB的なるもの、それに『けいおん!』的なるものをぼんやりと吸収した民生さんが曲だけ書いて、イラスト好きのガールズバンドの子がプロデュースを引き受けて、声優志望の女の子三人集めて覆面バンド作った、みたいな感じだと勝手に定義してる」
CHA「詞も曲調も、相対性理論に比べると圧倒的に普遍的というかポップだよね」
美月「それでいて、いきものがかりとかよりも引っ掛かりが強い」
お嬢「あ、その流れでちょっと言っておきたいんだけどさ、いきものがかりをAKBとかエグザイルとかに対するカウンターとしての「良質の歌」として聴く行為って、すごく気持ち悪いじゃない」
美月「ああ、それは気持ち悪いね」
お嬢「でしょう? いや、別にそんな悪いものじゃないとは思うんだけどね、「良質なものを聴くワタシ」を気取るにしては薄すぎるでしょうっていう」
CHA「ヤマトディーバ問題、和製R&B問題ともつながってきそうな話だね。過剰なホンモノ信仰はそれはそれで鬱陶しいけど、中途半端な薄いホンモノ信仰も勿論鬱陶しい。
美月「そういう意味では、いきものがかりの褒められ方って映画で言えば佐々部清に近いのかもしれない。もちろん、佐々部清ほど醜悪な作品はないんだけど」
お嬢「一歩間違って、余計な説教とかが加わると、あっという間に佐々部清になるってこと。なんか、うまいことはじけないしね」
CHA「逆にファンモンとかあの辺りはさ、好きではないんだけど、なんか将来的に『戦争を知らない子供たち』みたいな、今聞くとちょっと恥ずかしい過去の甘酸っぱい想い出ソングみたいな形で、結構長く残りそうな気がする」
美月「自己啓発系の歌としては、いきものがかりよりよく出来てるんだと思う。いきものがかりはひょっとしたら、三輪車とか伝書鳩とかふきのとうとか、ああいう感じになってしまうかも」
お嬢「AKBと言えばの『ここにいたこと』も挙げておくけど、やっぱり語りたいのはシングルの『上からマリコ』の方でしょ?」
美月「当然。いやあ、PV良かったよね。『選ばれたんじゃない、選んだんだ』なんて篠田姐さんに言われたら、そりゃ気も身も引き締まるでしょ。ああいう歌、ないしPVをAKBの新曲として篠田姐さんが唄うことの意味は凄く大きいよ」
CHA「僕はあの曲、吉田拓郎とかまやつひろしの『シンシア』みたいに、マリコ様ファンの男性アーティストにカバーしてほしいな、なんて思った」
美月「斉藤和義とかに唄ってほしいね」
お嬢「AKBと同じくらい、ももクロについても語りたいでしょ? いや、私もそうなんだけど」
CHA「もちろん『BATTLE AND ROMANCE』は挙げておくんだけど、かまってちゃんとの対バンとか、春の一大事とかイベントの熱量がね」
美月「私は勝手にAKBはビートルズで、ももクロはストーンズという解釈をしてる」
お嬢「ああ、ももクロが不良なんだ(笑)」
美月「と言うか、単純なビジュアルとか、まあ振付的な表面性ではももクロがアイドルとして不良的なんだけど、売り方やら内容やらはAKBの方が不良的だと思うんだよね。ビートルズとストーンズも音楽性に関しては、そうだったと思う。ストーンズの方がむしろ、音楽的には過去の遺産をしっかり踏まえていて、スタイルが不良的だったって感じで、逆にビートルズはスーツなんか着てたけど、音楽的にはロックの歴史とかをガンガン蹂躙していたわけでね。まあ、両者とも中期以降は見た目も中身も不良化していくんだけど」
CHA「お互い意識しあっていてほしいよね。で、今年(2012年)の夏あたりで両者ぐっちゃぐっちゃにわけのわからない展開になってくれたら燃える」
お嬢「ビートルズとストーンズねえ、成程。じゃあ、早見あかりがブライアン・ジョーンズなんだ」
美月「死んでないけどね」
CHA「で、確かにAKBの中から一人くらい、ジョージ・ハリスンみたいにインド哲学とかにハマるのが出てきてもおかしくなさそう。それで、秋元康がしっかりそれを利用しそう」
美月「さしこあたりがインド哲学にハマって、それにファンやアンチがどう反応するか、そしてそれを踏まえて秋元さんがどう出てくるか……すごい気になる(笑)。ところで、わけのわからない展開と言えばさ、安全地帯が今年もなんかちょっと変だった」
CHA「もともと、ちっとも安全なグループなんかじゃないんだよね。玉置浩二がいる時点で」
美月「玉置さんは、もう岡村ちゃん(岡村靖幸)化してると思う。いや、いけないものに手を出したって意味じゃなく、音楽性、キャラクター性の話ね」
お嬢「長渕剛より遥かに強烈な存在だよね。NHKは早くドキュメントを作るべき」
CHA「今回の新譜の幅の広さを考えると、なんだか今後本当に何にでも手を出しそうな勢いがあって不気味なんだよね」
美月「初音ミクとデュエットする玉置浩二とか見たいね」
お嬢「遠くへ行ってしまいそうな玉置浩二はともかくとして、普通に良盤だったのを挙げると、細野さんの『HoSoNoVa』あたりかな。あとは由紀さおり?」
CHA「由紀さおりを紅白に出さなかったのはおかしいよね。NHK自体は凄く面白い番組が増えてるのに、紅白のスタッフはあかんよね」
美月「若手だと高橋優のアルバムが出たのが嬉しかった。これはなんだかんだうるさいこと言わずに、ストレートに聴いてもらえば伝わるでしょう。個人的にも応援したい人だし」
CHA「札幌で見かけたんだっけ」
美月「うん。ストリートライブでね。たぶん、高橋優だと思う」
お嬢「定かではないんだ」
美月「あと、青葉市子ね。ちょっと玄人筋からの人気が高くて敷居高そうな雰囲気があるのが気になるけど。南波志帆は心配ないと思うんだけど、青葉市子は閉じてしまう危険性があると思う」
CHA「普通に聴いてむらえればそれでいいと思うんだけどね。Her Ghost Friendだって、単純に聴いてもらえば、気に入る人はたくさんいると思うんだよね」
美月「Her Ghost Friendよかったよね!」
CHA「あ、食いついた(笑)」
美月「一曲目の『放課後のシソーラス』からがっしり心掴まれちゃったけど、二曲目の『はだしのぼうけん』がとにかく良い。単純に繰り返し聴きまくったアルバムはコレとさよポニとdetune.ときゃりぱみゅ」
お嬢「やっぱり、きゃりぱみゅ聴いてんのね」
美月「レディー・ガガより好きだよ。シングルでは、さっき言った通り『上からマリコ』と、あと金爆(ゴールデンボンバー)だね。聴いたっていうより、PVと合わせてだけど。それから、アルバム全体というわけではないんだけど、KANONの『仲間を求めて』のカバーはよく聴いた」
CHA「FF絡みのカバーは良かったね。ただ、対談写真の植松さん(植松伸夫)がちょっと太ってたのが気になる」
お嬢「『スブタにパイナップル』もよく聴いたんでしょ?」
美月「それは、ドラマの時に話します」
CHA「Perfumeの『JPN』はどう?」
美月「Perfumeっていうより、中田ヤスタカがマジだったね」
お嬢「アルバムの統一感には欠けるものね」
CHA「確かに、ちょっとマジすぎて置いていかれてる感はあった。それだけ、一曲一曲の濃度は濃いんだけど」
美月「ところでね、ミッツ・マングローブのギャル演歌批判について、ちょっと話しておきたいんだよね」
CHA「ああ、『会いたい』とかばっかりだみたいな発言だっけ」
美月「だいたい、そんな感じだったと思う。たださ、これ前から言ってるんだけど、あそこで歌われる『会いたい』とい言葉は現代的なニュアンスがどうやこうやとかの話とか、あるいは個別の楽曲の支持不支持はともかくとして、昔だって一緒じゃないかって思うんだよね。だからこそ、あの辺の楽曲がギャル演歌と呼ばれるわけだし」
CHA「確かにね。普通に今も昔もユニークで売れてる曲もあれば、様式美的な歌謡曲もあるわけで」
美月「たとえばさ、カーナビーツの『好きさ好きさ好きさ』、まあ原曲はゾンビーズだけど、これの詞なんて、西野カナ以上に単純で短絡的でしょう。かといって『バン・バン・バン』みたいなノリ優先の楽曲でもないし」
お嬢「情念系の演歌なんてさ、くどい言い回しをしてるだけで、言ってることは今の『会いたい』系ソングと変わらないものね。私もミッツに関しては、あの発言でちょっとがっかりしたところがある」
美月「そんな短絡的な批判をしている暇があったら、由紀さおりとピンク・マルティーニのアルバムをもっと宣伝してやればいいのにって思う」
CHA「最後にかまってちゃんについてちょっと話しておきたんだけど、これもまた楽曲単体よりもAKBやさよポニ同様、その背後のものと併せて楽しむべきものだと基本的には思うんだけど、今回のアルバムは一番単独で楽しめるものだったんじゃないかと思うね」
お嬢「うん、アルバム良かったと思う」
美月「でも、やっぱり一回もライヴに行ってないから、ちょっと語りにくいんだよね。PC壊れてて動画さえ見れてないし。見れるようになったら『上からマリコ』ばっかり見ちゃったし」
お嬢「そういえば、斉藤和義のアルバムは挙げてないね」
美月「音楽自体は良かったんだけどね。ちょっと『全部ウソだったんだぜ』とその後の状況もあって、アンビバレントな印象になっちゃってるんだよね。斉藤和義個人にそこまで非はないと思うんだけど」
CHA「震災支援で言えば、泉谷さんの方が遥かに素晴らしい活動をしてたしね」
美月「チャッピー(泉谷しげるのかつてのあだ名。泉谷さんに絶対似合わないあだ名をつけようとミュージシャン仲間が命名したらしい)は漢だね。清志郎さんの残したものは、ヒステリックで無邪気な反原発騒ぎだけになってしまったのかって落ち込みそうになってたところを、ちゃんとこの人が救ってくれた」
お嬢「じゃあ、MVPは泉谷さんってことで」
CHA「あとはエガちゃんね。音楽家じゃないけど」
(了)
さよならポニーテール『魔法のメロディ』
Her Ghost Friend『Her Ghost Friend』
ももいろクローバーZ『BATTLE AND ROMANCE』
AKB48『ここにいたこと』
坂本慎太郎『幻とのつきあい方』
細野晴臣『HoSoNoVa』
青葉市子『檻髪(おりがみ)』
安全地帯『安全地帯壱ⅩⅡ』
由紀さおり&ピンク・マルティーニ『1969』
PIZZICATO FIVE『11のとても悲しい歌』
サカナクション『DocumentaLy』
高橋優『リアルタイム・シンガーソングライター』
detune.『オワルゼンド』
オオルタイチ『Cosmic Coco,Singing for a Billion Imu’s Hearty Pi』
神聖かまってちゃん『8月32日へ』
きゃりーぱみゅぱみゅ『もしもし原宿』
東京女子流『鼓動の秘密』
Perfume『JPN』
南波志帆『水色ジェネレーション』
KANON『A New Story』
美月「とりあえず、さよポニから。あ、私クリスマスカード当選いたしました」
CHA「いいなあ、特典のやつでしょ? 本当に一枚一枚手書きなんだものねえ」
美月「あゆみんからプレゼントとしてペンギンをいただきました。なんのこっちゃと思われるかもしれないけど」
お嬢「さよポニはさ、みーちゃんが言ってた『相対性理論やユーミンよりも奥田民生とPUFFYだろう』って意見に賛同する」
美月「初音ミクやAKB的なるもの、それに『けいおん!』的なるものをぼんやりと吸収した民生さんが曲だけ書いて、イラスト好きのガールズバンドの子がプロデュースを引き受けて、声優志望の女の子三人集めて覆面バンド作った、みたいな感じだと勝手に定義してる」
CHA「詞も曲調も、相対性理論に比べると圧倒的に普遍的というかポップだよね」
美月「それでいて、いきものがかりとかよりも引っ掛かりが強い」
お嬢「あ、その流れでちょっと言っておきたいんだけどさ、いきものがかりをAKBとかエグザイルとかに対するカウンターとしての「良質の歌」として聴く行為って、すごく気持ち悪いじゃない」
美月「ああ、それは気持ち悪いね」
お嬢「でしょう? いや、別にそんな悪いものじゃないとは思うんだけどね、「良質なものを聴くワタシ」を気取るにしては薄すぎるでしょうっていう」
CHA「ヤマトディーバ問題、和製R&B問題ともつながってきそうな話だね。過剰なホンモノ信仰はそれはそれで鬱陶しいけど、中途半端な薄いホンモノ信仰も勿論鬱陶しい。
美月「そういう意味では、いきものがかりの褒められ方って映画で言えば佐々部清に近いのかもしれない。もちろん、佐々部清ほど醜悪な作品はないんだけど」
お嬢「一歩間違って、余計な説教とかが加わると、あっという間に佐々部清になるってこと。なんか、うまいことはじけないしね」
CHA「逆にファンモンとかあの辺りはさ、好きではないんだけど、なんか将来的に『戦争を知らない子供たち』みたいな、今聞くとちょっと恥ずかしい過去の甘酸っぱい想い出ソングみたいな形で、結構長く残りそうな気がする」
美月「自己啓発系の歌としては、いきものがかりよりよく出来てるんだと思う。いきものがかりはひょっとしたら、三輪車とか伝書鳩とかふきのとうとか、ああいう感じになってしまうかも」
お嬢「AKBと言えばの『ここにいたこと』も挙げておくけど、やっぱり語りたいのはシングルの『上からマリコ』の方でしょ?」
美月「当然。いやあ、PV良かったよね。『選ばれたんじゃない、選んだんだ』なんて篠田姐さんに言われたら、そりゃ気も身も引き締まるでしょ。ああいう歌、ないしPVをAKBの新曲として篠田姐さんが唄うことの意味は凄く大きいよ」
CHA「僕はあの曲、吉田拓郎とかまやつひろしの『シンシア』みたいに、マリコ様ファンの男性アーティストにカバーしてほしいな、なんて思った」
美月「斉藤和義とかに唄ってほしいね」
お嬢「AKBと同じくらい、ももクロについても語りたいでしょ? いや、私もそうなんだけど」
CHA「もちろん『BATTLE AND ROMANCE』は挙げておくんだけど、かまってちゃんとの対バンとか、春の一大事とかイベントの熱量がね」
美月「私は勝手にAKBはビートルズで、ももクロはストーンズという解釈をしてる」
お嬢「ああ、ももクロが不良なんだ(笑)」
美月「と言うか、単純なビジュアルとか、まあ振付的な表面性ではももクロがアイドルとして不良的なんだけど、売り方やら内容やらはAKBの方が不良的だと思うんだよね。ビートルズとストーンズも音楽性に関しては、そうだったと思う。ストーンズの方がむしろ、音楽的には過去の遺産をしっかり踏まえていて、スタイルが不良的だったって感じで、逆にビートルズはスーツなんか着てたけど、音楽的にはロックの歴史とかをガンガン蹂躙していたわけでね。まあ、両者とも中期以降は見た目も中身も不良化していくんだけど」
CHA「お互い意識しあっていてほしいよね。で、今年(2012年)の夏あたりで両者ぐっちゃぐっちゃにわけのわからない展開になってくれたら燃える」
お嬢「ビートルズとストーンズねえ、成程。じゃあ、早見あかりがブライアン・ジョーンズなんだ」
美月「死んでないけどね」
CHA「で、確かにAKBの中から一人くらい、ジョージ・ハリスンみたいにインド哲学とかにハマるのが出てきてもおかしくなさそう。それで、秋元康がしっかりそれを利用しそう」
美月「さしこあたりがインド哲学にハマって、それにファンやアンチがどう反応するか、そしてそれを踏まえて秋元さんがどう出てくるか……すごい気になる(笑)。ところで、わけのわからない展開と言えばさ、安全地帯が今年もなんかちょっと変だった」
CHA「もともと、ちっとも安全なグループなんかじゃないんだよね。玉置浩二がいる時点で」
美月「玉置さんは、もう岡村ちゃん(岡村靖幸)化してると思う。いや、いけないものに手を出したって意味じゃなく、音楽性、キャラクター性の話ね」
お嬢「長渕剛より遥かに強烈な存在だよね。NHKは早くドキュメントを作るべき」
CHA「今回の新譜の幅の広さを考えると、なんだか今後本当に何にでも手を出しそうな勢いがあって不気味なんだよね」
美月「初音ミクとデュエットする玉置浩二とか見たいね」
お嬢「遠くへ行ってしまいそうな玉置浩二はともかくとして、普通に良盤だったのを挙げると、細野さんの『HoSoNoVa』あたりかな。あとは由紀さおり?」
CHA「由紀さおりを紅白に出さなかったのはおかしいよね。NHK自体は凄く面白い番組が増えてるのに、紅白のスタッフはあかんよね」
美月「若手だと高橋優のアルバムが出たのが嬉しかった。これはなんだかんだうるさいこと言わずに、ストレートに聴いてもらえば伝わるでしょう。個人的にも応援したい人だし」
CHA「札幌で見かけたんだっけ」
美月「うん。ストリートライブでね。たぶん、高橋優だと思う」
お嬢「定かではないんだ」
美月「あと、青葉市子ね。ちょっと玄人筋からの人気が高くて敷居高そうな雰囲気があるのが気になるけど。南波志帆は心配ないと思うんだけど、青葉市子は閉じてしまう危険性があると思う」
CHA「普通に聴いてむらえればそれでいいと思うんだけどね。Her Ghost Friendだって、単純に聴いてもらえば、気に入る人はたくさんいると思うんだよね」
美月「Her Ghost Friendよかったよね!」
CHA「あ、食いついた(笑)」
美月「一曲目の『放課後のシソーラス』からがっしり心掴まれちゃったけど、二曲目の『はだしのぼうけん』がとにかく良い。単純に繰り返し聴きまくったアルバムはコレとさよポニとdetune.ときゃりぱみゅ」
お嬢「やっぱり、きゃりぱみゅ聴いてんのね」
美月「レディー・ガガより好きだよ。シングルでは、さっき言った通り『上からマリコ』と、あと金爆(ゴールデンボンバー)だね。聴いたっていうより、PVと合わせてだけど。それから、アルバム全体というわけではないんだけど、KANONの『仲間を求めて』のカバーはよく聴いた」
CHA「FF絡みのカバーは良かったね。ただ、対談写真の植松さん(植松伸夫)がちょっと太ってたのが気になる」
お嬢「『スブタにパイナップル』もよく聴いたんでしょ?」
美月「それは、ドラマの時に話します」
CHA「Perfumeの『JPN』はどう?」
美月「Perfumeっていうより、中田ヤスタカがマジだったね」
お嬢「アルバムの統一感には欠けるものね」
CHA「確かに、ちょっとマジすぎて置いていかれてる感はあった。それだけ、一曲一曲の濃度は濃いんだけど」
美月「ところでね、ミッツ・マングローブのギャル演歌批判について、ちょっと話しておきたいんだよね」
CHA「ああ、『会いたい』とかばっかりだみたいな発言だっけ」
美月「だいたい、そんな感じだったと思う。たださ、これ前から言ってるんだけど、あそこで歌われる『会いたい』とい言葉は現代的なニュアンスがどうやこうやとかの話とか、あるいは個別の楽曲の支持不支持はともかくとして、昔だって一緒じゃないかって思うんだよね。だからこそ、あの辺の楽曲がギャル演歌と呼ばれるわけだし」
CHA「確かにね。普通に今も昔もユニークで売れてる曲もあれば、様式美的な歌謡曲もあるわけで」
美月「たとえばさ、カーナビーツの『好きさ好きさ好きさ』、まあ原曲はゾンビーズだけど、これの詞なんて、西野カナ以上に単純で短絡的でしょう。かといって『バン・バン・バン』みたいなノリ優先の楽曲でもないし」
お嬢「情念系の演歌なんてさ、くどい言い回しをしてるだけで、言ってることは今の『会いたい』系ソングと変わらないものね。私もミッツに関しては、あの発言でちょっとがっかりしたところがある」
美月「そんな短絡的な批判をしている暇があったら、由紀さおりとピンク・マルティーニのアルバムをもっと宣伝してやればいいのにって思う」
CHA「最後にかまってちゃんについてちょっと話しておきたんだけど、これもまた楽曲単体よりもAKBやさよポニ同様、その背後のものと併せて楽しむべきものだと基本的には思うんだけど、今回のアルバムは一番単独で楽しめるものだったんじゃないかと思うね」
お嬢「うん、アルバム良かったと思う」
美月「でも、やっぱり一回もライヴに行ってないから、ちょっと語りにくいんだよね。PC壊れてて動画さえ見れてないし。見れるようになったら『上からマリコ』ばっかり見ちゃったし」
お嬢「そういえば、斉藤和義のアルバムは挙げてないね」
美月「音楽自体は良かったんだけどね。ちょっと『全部ウソだったんだぜ』とその後の状況もあって、アンビバレントな印象になっちゃってるんだよね。斉藤和義個人にそこまで非はないと思うんだけど」
CHA「震災支援で言えば、泉谷さんの方が遥かに素晴らしい活動をしてたしね」
美月「チャッピー(泉谷しげるのかつてのあだ名。泉谷さんに絶対似合わないあだ名をつけようとミュージシャン仲間が命名したらしい)は漢だね。清志郎さんの残したものは、ヒステリックで無邪気な反原発騒ぎだけになってしまったのかって落ち込みそうになってたところを、ちゃんとこの人が救ってくれた」
お嬢「じゃあ、MVPは泉谷さんってことで」
CHA「あとはエガちゃんね。音楽家じゃないけど」
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